昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.5ドルまで約0.8%低下。天然ガスも同様に下落となり、前日から約1.6%低下し3.45ドル台で推移した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、パラジウムは前日から3.4%急騰。1,027ドル台まで値を上げた。
為替市場は、スイスフランが最弱通貨となった。フラン円は172.904から171.639まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では200SMAに上値をレジストされており、日足では上値が20MAに沿って切り下がっており、下値も同様に切り下げている。そのため米国時間でのスイスフランの軟化に注意したい。
本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、17:15に仏・製造業/非製造業PMI、17:30に独・製造業/非製造業PMI、18:00に欧・製造業/非製造業PMI、18:30に英・製造業/非製造業PMI、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:45に米・製造業/非製造業PMI、24:00に米・中古住宅販売件数、米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。上値が重くなったスイスフランの反発力が回復するのか注目したい。