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軟化した米ドルの方向性を静観か

軟化した米ドルの方向性を静観か

軟化した米ドルの方向性を静観か
2025.01.22
本日のポイント
  1. 南ア・小売売上高
  2. 米・景気先行指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.7ドルまで約1.3%下落。天然ガスも同様に約1.3%低下し3.75ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から約3%上昇し979ドル台まで値を上げた。

為替市場は、米ドルが米国時間で弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0342から1.0434の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足ではユーロが勝り200SMAのレジスタンスラインを上抜けている。日足では20MAを下位から上位へと上抜け、今月高値を更新しつつある状況だ。

本日の指標は、8:30に豪・westpac先行指数、13:00にマレーシア・消費者物価指数、16:00に英・公共部門ネット負債、マレーシア・BNM翌日物政策金利、17:00に南ア・消費者物価指数、台湾・雇用統計、20:00に南ア・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に加・鉱工業製品価格、24:00に米・景気先行指数、24:05に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。軟化した米ドルの方向性を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。