昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは79.0ドルを回復。天然ガスは前日から約2.7%上昇し4.0ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく値を上げたシルバーは、前日から3.5%上昇し30.7ドルまで高騰した。
為替市場は、アジア時間終盤から米国時間にかけて日本円が強含んだ。ポンド円は192.986から191.093まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足でも時間足同様に20MAに上値をレジストされており、日足では200EMAのサポートラインを実体足で下回りローソク足が低下している。
本日の指標は、9:30に豪・失業率、14:30に加・グラベルBOC副総裁の発言、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、19:00に欧・貿易収支、21:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高、米・フィラデルフィア連銀景況指数、米・輸入物価指数、24:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、25:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が発表予定となっている。強含んだ日本円が米国時間でも勢力を維持するのか、方向性に注目したい。