昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは78.4ドルまで低下。一方の天然ガスは約4.6%上昇し、4.2ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇が見られた銅は、前日から約1.4%値を上げ4.45ドルまで価格が伸びた。
為替市場は、昨日発表された米・1月フィラデルフィア連銀景況指数が、市場予想のマイナス8.0からプラス44.3と急騰したにも関わらず、米ドルが米国時間で弱含んだ。米ドル円は156.520から155.094まで下落。時間足20MAに沿っての下降トレンドが見られた。日足ではサポートされていた20MAのラインを大きく下抜けており、週足ではRSIが70に到達することなく手前で低下している。
本日の指標は、16:00に英・小売売上高、16:30にタイ・外貨準備高、17:00チェコ・生産者物価指数、18:00に欧・経常収支、19:00に欧・消費者物価指数、20:00にブラジル・インフレ指数、20:30に印・外貨準備高、22:30に加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、23:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、翌6:00に英・ベイリーBOE総裁の総裁の発言が予定されている。フィラデルフィア連銀景況指数が好調にも関わらず低下した米ドルの米国時間での値動きに警戒したい。