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下押し圧力が見られている米ドルの下伸性に要警戒か

下押し圧力が見られている米ドルの下伸性に要警戒か

下押し圧力が見られている米ドルの下伸性に要警戒か
2024.06.04
本日のポイント
  1. 日・マネタリーベース
  2. 米・耐久財受注

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.0ドルまで低下。一方の天然ガスは3.0%上昇し2.75ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が上昇となり、唯一下落したプラチナは前日から1.9%値を下げ1,025ドル付近まで低下した。

為替市場は、日本円とスイスフランが上昇したことで、米ドル円が157.473から155.948まで下落した。米ドル円は時間足では200SMAを大きく下抜け、4時間足では200SMA直下まで価格が落ち込んでいる。日足では20MAを実体足で下抜けており、RSIが64からの下降基調となっている。このまま米ドルの上値が重くなるのか注視したい。

本日の指標は、8:00に韓・消費者物価指数、8:01に英・BRC既存店売上高、8:50に日・マネタリーベース、9:30にマレーシア・製造業PMI、10:30に豪・第1四半期経常収支、15:30にスイス・消費者物価指数、15:45に仏・財政収支、16:55に独・雇用統計、18:30に南ア・実質GDP、21:00にブラジル・実質GDP、23:00に米・JOLTS求人、米・製造業新規受注、米・耐久財受注が発表予定となっている。下押し圧力が見られている米ドルの下伸性に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。