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下落した加ドル円が回復をしていくのか注視か

下落した加ドル円が回復をしていくのか注視か

下落した加ドル円が回復をしていくのか注視か
2024.05.31
本日のポイント
  1. 日・東京消費者物価指数
  2. 米・シカゴ購買部協会景気指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは77.7ドルまで低下。天然ガスも同様に下落となり、3.7%低下し2.56ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はゴールドのみが上昇となり、唯一上昇したゴールドは、週足10MAに下値をサポートされる形で2,343ドル付近まで反発している。

為替市場は、昨日発表された加・第1四半期経常収支が前回値のマイナス16.2億加ドルからマイナス53.7億加ドルに悪化したことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は114.920から114.075まで下落。時間足200SMAを実体足で下抜けた。4時間足では75MAを下抜け直近下値を更新しており、日足では20MA直下でのサポ―トラインを試している。

本日の指標は、8:00に韓・鉱工業生産、8:30に日・東京消費者物価指数、日・雇用統計、8:50に日・鉱工業生産、10:30に中・製造業/サービス業PMI、15:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、17:30に英・消費者信用残高、18:00に欧・消費者物価指数、21:00に印・実質GDP、南ア・貿易収支、21:30に加・実質GDP、米・PCEデフレータ、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数が発表予定となっている。下落した加ドル円が回復をしていくのか、方向性を静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。