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急落幅の半値まで巻き戻した米ドル円の上値余地に警戒か

急落幅の半値まで巻き戻した米ドル円の上値余地に警戒か

急落幅の半値まで巻き戻した米ドル円の上値余地に警戒か
2024.05.09
本日のポイント
  1. メキシコ・消費者物価指数
  2. 韓国・経常収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは79.4ドルまで上昇。一方の天然ガスは1.3%下落し2.18ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から1.8%下落し962ドル付近での推移だ。

為替市場は、昨日発表された米・3月卸売在庫が前月のマイナス0.4%と変わらなかったことで、米ドルが対円で小幅に上昇した。米ドル円は154.525から155.693まで上昇。先週の急落分の半値まで巻き返した。4時間足では10MAに沿っての上昇が見られており、日足ではすでに20MAから上位への回復となっているため、欧州時間での継続した上昇に注意したい。

本日の指標は、8:00に韓国・経常収支、8:01に英・RICS住宅価格指数、11:00にフィリピン・実質GDP、14:00に日・景気動向指数、16:00にマレーシア・BNM翌日物政策金利、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、南ア・製造業生産高、20:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、25:15に英・ピルMPC理事の発言、26:00に米・30年債入札が発表予定となっている。急落幅の半値まで巻き戻した米ドル円の上値余地を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。