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最強通貨となった日本円が継続して円高局面に入るのか警戒か

最強通貨となった日本円が継続して円高局面に入るのか警戒か

最強通貨となった日本円が継続して円高局面に入るのか警戒か
2024.03.08
本日のポイント
  1. 日・景気ウォッチャー調査
  2. 米・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは79.4ドルまで低下。天然ガスは6.8%の下落となり、1.79ドルまで低下している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、上げ幅が大きかった銅は、前日比プラス1.18%の3.92ドルまで値が伸びた。

為替市場は、要人発言から日本円が終日最強通貨となった。クロス円は全般的に下落。米ドル円は149.378から147.524まで下落した。テクニカル的には、米ドル円は日足75MA直下までの実体足での下落となっており、日足RSIが60から40まで急降下している。このまま米ドルの軟化が継続し価格が落ちていくのか、慎重に注視したい。

本日の指標は、14:00に日・景気ウォッチャー調査、16:00に独・鉱工業生産、独・生産者物価指数、16:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、19:00に欧・第4四半期GDP、21:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、22:30に加・雇用統計、米・雇用統計、加・設備稼働率が発表予定となっている。最強通貨となった日本円が継続して円高局面に入るのか、方向性をじっくりと見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。