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月末相場が明確な方向性を示すのか静観か

月末相場が明確な方向性を示すのか静観か

月末相場が明確な方向性を示すのか静観か
2024.01.29
本日のポイント
  1. 米・ダラス連銀製造業活動指数
  2. 米・6ヶ月債入札

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.3ドルまで上昇。一方の天然ガスは約2.9%下落し、2.1ドルまで低下している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が顕著となったプラチナは、前日から約2.1%値を上げ、921ドル付近で推移している。

為替市場は、米国時間にかけて円売り相場が展開され、クロス円が軒並み上昇した。特に対スイスフランでの上昇は著しく、フラン円は170.072から171.654まで約160pipsの上昇が見られた。フラン円はテクニカル的には、日足20MAが下値支持線として機能しており、RSIも70手前でバッファを含んでいるため、欧州時間での上伸性に注目したい。

本日の指標は、6:45にNZ・貿易収支、16:00にスウェーデン・GDP、スウェーデン・小売売上高、ノルウェー・信用指標、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:30に米・3ヶ月債入札、米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。それ以外は注目度の高い経済指標や要人発言は予定されていない。月末相場が明確な方向性を示すのか、じっくりと静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。