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調整の値動きとなった米ドル円の回復力に注目か

調整の値動きとなった米ドル円の回復力に注目か

調整の値動きとなった米ドル円の回復力に注目か
2024.01.22
本日のポイント
  1. マレーシア・消費者物価指数
  2. 中国・最優遇貸出金利

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時73.1ドルまで低下。現在は73.4ドル付近で推移している。天然ガスは約6.9%低下し、2.52ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はゴールドと銅が反発し、ゴールドは日足75MAタッチから上昇。2,029ドルまで回復した。

為替市場は、先週末金曜日に発表された米・1月ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が、前月の69.7から78.8に大幅回復したにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は148.805から147.840まで下落。米国時間引けでは辛うじて148円台を維持する形となった。テクニカル面では、米ドル円は4時間足RSIが81からの下降局面に入っているが、日足ではRSIが70手前でバッファがあるため、欧州時間での値動きに警戒したい。

本日の指標は、10:15に中国・最優遇貸出金利、13:00にマレーシア・消費者物価指数、17:00に台湾・失業率、17:30に香港・消費者物価指数、18:00にフィリピン・小売売上高と鉱工業生産、20:00にイスラエル・製造業生産、23:30にトルコ・中央政府債務、24:00に米・景気先行指数、25:30に米・6ヶ月債入札、30:00に韓・生産者物価指数伸び率が発表予定となっている。調整の値動きとなった米ドル円の回復力に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。