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ブラックアウト直前の要人発言による値動きに警戒か

ブラックアウト直前の要人発言による値動きに警戒か

ブラックアウト直前の要人発言による値動きに警戒か
2023.09.07
本日のポイント
  1. 独・鉱工業生産
  2. 米・非農業部門労働生産性指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは87.2ドルまで大きく上昇。一方の天然ガスは約2.6%低下し、2.50ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅下落となり、ゴールドは1,915ドルまで値を下げた。

為替市場は、ブラックアウト期間を前に、要人発言が相次ぐ中、米ドルが147円台ミドルの高値圏での推移が継続している。米ドル円は147.022から147.871まで上昇。上位足の日足にてボリンジャーバンド+2σ圏での推移が継続している。このまま米国時間に向けて米ドルの強さが維持されるのか、方向性を慎重に見極めたいところだ。

本日の指標は、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・鉱工業生産、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、18:00に欧・第2四半期GDP、南ア・貿易収支、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・非農業部門労働生産性指数、23:00に加・Ivey購買担当者景況感指数、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:45に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言が予定されている。米要人発言に加え、日本の要人発言にも注意しつつ、米ドルの上値余地を見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。