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米休場で米国時間でのボラティリティ低下による突発的な価格変動に警戒か

米休場で米国時間でのボラティリティ低下による突発的な価格変動に警戒か

米休場で米国時間でのボラティリティ低下による突発的な価格変動に警戒か
2023.07.04
本日のポイント
  1. 米国が祝日により休場
  2. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.2ドルまで低下。天然ガスも同様に約0.7%低下し、2.69ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、低迷が続いていたパラジウムは約1.2%上昇。1,248ドル付近まで値を上げている。

為替市場は、昨日米・6月ISM製造業景気指数の発表があり、前月の46.9から46.0へと低下し、市場予想の47.1をも下回った米ドルが、対円で往って来いとなった。米ドル円はISMの発表と同時に一時143.986まで低下。節目の144円を一時的に下回った。しかしながら、下落の勢いは継続せず、144円台を回復。本日のアジア時間では、144.613付近で推移している。本日は米国が休場のため、突発的な価格変動に警戒したい。

本日の指標は、15:00に独・貿易収支、17:00にブラジル・消費者物価指数、20:00にブラジル・鉱工業生産、トルコ・銀行不良債権比率、21:00にNZ・乳製品価格、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が発表予定となっている。本日は米国が独立記念日により祝日で休場となる。米国時間でのボラティリティ低下による突発的な価格変動に、十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。