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RBA政策金利が4.10%に据え置かれた豪ドルの方向性を注視か

RBA政策金利が4.10%に据え置かれた豪ドルの方向性を注視か

RBA政策金利が4.10%に据え置かれた豪ドルの方向性を注視か
2023.07.05
本日のポイント
  1. 英・サービス業PMI
  2. 米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言

昨日は、米国市場で独立記念日により株式市場が休場となった。米10年債・2年債利回りは、ともに小幅に低下しており、10年債利回りが3.84%、2年債利回りが4.90%となっている。原油WTIは節目の70ドルより上位を維持し、70.8ドル付近で推移している。先月のOPECプラス会合にて、サウジアラビアは8月までの自主的な追加減産を明らかにしているが、原油価格の大幅上昇には至っていない。

為替市場は、昨日RBA政策金利が発表され、市場予想通り前回から政策金利を4.10%に据え置いた豪ドルが、対円で指標発表直後に下落した。豪ドル円は96.691から96.091まで60pips強下落。その後5時間かけて、下落幅を相殺した。なお本日のアジア時間では96.831まで上昇しており、日足RSIが70手前となっているため、欧州時間での値動きに注目したい。

本日の指標は、15:45に仏・鉱工業生産と製造業生産指数、16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、23:00に米・製造業受注指数、27:00に米・FOMC議事録公表、29:00米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。RBA政策金利が4.10%に据え置かれた豪ドルの方向性を、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。