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172円台に入ったポンド円の調整下落に警戒か

172円台に入ったポンド円の調整下落に警戒か

172円台に入ったポンド円の調整下落に警戒か
2023.05.19
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 英・ハスケルMPC委員の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは、時間足200EMAにサポートされる形で下げ止まり、72.5ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄は、すべてが下落となり、「株高・米ドル高」の中でゴールドは1,985ドルから1,950ドルまで2%弱下伸した。

為替市場は、本日要人発言を控えているポンドが、対円で続伸した。ポンド円は171.186から172.147まで約100pips上昇。4時間足ボリンジャーバンドの+2σタッチで上げ止まった。2日続伸しているポンド円だが、4時間足上昇平行チャネルの上限付近で価格が停滞してきており、4時間足RSIがダイバージェンス気味となっているため、調整下落に警戒したいところだ。

本日の指標は、15:00に独・生産者物価指数、17:20に台湾・経常収支、18:45に英・ハスケルMPC委員の発言、21:30に加・小売売上高、21:45に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、22:00に米・ボウマンFRB理事の発言、24:00に米・パウエルFRB副議長の発言、28:00に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。172円台に入ったポンド円の調整下落に、警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。