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最強通貨となったフランの動向に要注意か

最強通貨となったフランの動向に要注意か

最強通貨となったフランの動向に要注意か
2023.04.21
本日のポイント
  1. 加・小売売上高
  2. 米・製造業/サービス業PMI

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは77.2ドルまで低下。日足200SMAにタッチしてからの4日続落となっている。主要貴金属5銘柄は、パラジウムと銅が下落しており、もっとも下げ幅の大きかった銅は、4.00ドル台まで反落している。

為替市場は、スイスフランが最強通貨となり、他のクロス円が下落する中、フラン円は149.831から150.578まで上昇。今年高値を大幅に更新し、節目の150円台に乗せる形となった。しかしながら、上昇は継続せず、本日のアジア時間では反落の値動きが見られている。フラン円は4時間足で20MAを割り込む形となりつつあるので、欧州時間でのフランの下落に警戒したい。

本日の指標は、15:00に英・小売売上高、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、21:30に加・小売売上高、22:45に米・製造業/サービス業PMI、29:35に米・クックFRB理事の発言が予定されている。最強通貨となったフランの動向に注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。