先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅ながらに反発となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは77.9ドルまで回復しており、日足75MAが下値サポートとなった。主要貴金属5銘柄は、プラチナが3%弱の上昇を見せており、1,141ドル付近で推移している。一方のゴールドは、再び節目の2,000ドルを割り込み、1,982ドル台まで下落している。
為替市場は、21日(金)に発表された欧・4月非製造業PMI(速報値)が、前回値の55.0から56.6へと上昇したユーロが、対米ドルで小幅に上昇した。ユーロ米ドルは1.0938から1.0995まで上昇。本日のアジア時間では時間足10MAに支えられての上昇となっている。米国がブラックアウト期間へと入っているため、欧州の指標発表でユーロ米ドルが動いていくのか、静観したい。
本日の指標は、14:00にシンガポール・消費者物価指数、16:00にトルコ・設備稼働率、トルコ・景気動向指数、17:00に台湾・失業率、台湾・鉱工業生産、独・IFO景況指数、17:30に香港・雇用統計、21:30に米・シカゴ連銀製造業活動指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数が発表予定となっている。ブラックアウト期間に入った中での、ユーロ米ドルの値動きを慎重に静観したい。