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パウエルFRB議長の発言による突発的な価格変動に注意か

パウエルFRB議長の発言による突発的な価格変動に注意か

パウエルFRB議長の発言による突発的な価格変動に注意か
2023.02.01
本日のポイント
  1. 米・FOMC政策金利と声明発表
  2. 米・パウエルFRB議長の記者会見

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油高のリスクテイク相場が展開された。米10年債利回りは、3.50%まで低下。恐怖指数(VIX)は3%弱下落し、19.4付近で推移している。下落していた原油WTIは回復し、79.0ドル台まで上昇しており、天然ガスも同様に上昇傾向となっている。

為替市場は、米FRBの利上げ幅縮小期待により上昇した株価と対照的に、米ドルが対加ドルで弱含んだ。米ドル/加ドルは、1.3471から1.3297まで下落。4時間足200EMAにレジストされる形で下伸した。日足ベースでは、昨年10月13日から継続するダウントレンドが崩れることなく、RSIのリバーサルとともに下落している。本日のFOMCでは政策金利の市場コンセンサスが0.25%となっているが、予想外の発表にて価格変化が見られるのか、注意したい。

本日の指標は、16:00に英・ネーションワイド住宅価格、17:30にスイス・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に米・ADP全米雇用報告、24:00に米・ISM製造業景況指数、米・JOLTS求人、24:30に米・週間原油在庫、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が発表予定となっている。パウエルFRB議長の発言による突発的な価格変動に、しっかりと対応したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。