昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。明日の米・FOMCを控え、政策金利結果を見極めたいとの手仕舞いムードが広がり、株価が軒並み安となった。ダウ平均は、前日から260ドル下落し33,717ドルで終了。7日振りの反落となった。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、67での水準から動かずにいる。
為替市場は、本日の住宅ローン承認件数発表を前に、ポンドが対円でなぎ推移となっている。ポンド円は160.218から161.373まで上昇。日足20MAが下値支持線となり下値を切り上げての小幅推移となっている。一方で、日足200EMAに上値を抑えられている状態でもあるため、米国時間で上昇が見られるのかどうか、慎重に判断したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・貿易収支、独・小売売上高、独・輸入物価指数、16:30にスイス・小売売上高、16:45に仏・生産者物価指数、17:55に独・失業率、18:30に英・住宅ローン承認件数、19:00に欧・第4四半期GDP、22:30に加・GDP、米・第4四半期雇用コスト指数、23:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、24:00に米・消費者信頼感指数が発表予定となっている。なぎ推移のポンドの動向を、慎重に静観したい。