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米・雇用統計発表による米ドルの突発的な値動きに注目か

米・雇用統計発表による米ドルの突発的な値動きに注目か

米・雇用統計発表による米ドルの突発的な値動きに注目か
2022.12.02
本日のポイント
  1. 米・雇用統計
  2. 米・エバンス:シカゴ連銀総の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となるもナスダック以外が下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは81.1ドルまで回復。主要貴金属4銘柄も大幅上昇となり、ゴールドは一時節目の1,800ドルを突破。現在は1,796ドル付近で推移している。恐怖指数(VIX)は約3.6%低下し節目の20を下回り、19.8となっている。

為替市場は、米ドルが最弱通貨・日本円が最強通貨となったことで、米ドル円の下落が著しくなった。米ドル円は今年8月18日以来の安値水準まで下落。アジア時間の現在は135.141までている。日足ベースでは200SMA直下に差し掛かっているが、米・雇用統計の発表によっては200SMAのサポートを下抜ける可能性もあるため、方向性に警戒したい。

本日の指標は、16:00に独・貿易収支、独・輸入物価指数、16:45に仏・財政収支、仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、19:00に欧・生産者物価指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、22:30に加・雇用統計、米・雇用統計、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、23:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、24:15に米・エバンス:シカゴ連銀総の発言が予定されている。米・雇用統計発表による米ドルの突発的な値動きに警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。