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米・CPI発表を前に様子見ムードとなっている為替市場を要静観か

米・CPI発表を前に様子見ムードとなっている為替市場を要静観か

米・CPI発表を前に様子見ムードとなっている為替市場を要静観か
2022.08.09
本日のポイント
  1. ハンガリー・消費者物価指数
  2. 加・景気先行指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が昨日同様まちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。米国市場は、業種別では不動産・素材・エネルギーなどが上昇した一方、情報技術や金融株が下落となった。ゴールド・シルバーは反発しており、ゴールドは1,785ドルへと上昇している。暗号資産は順調に回復しており、BTCUSDは23,872ドル台での推移だ。

為替市場は、米ドル・ユーロの主要通貨が鈍い値動きの中、オセアニア通貨が躍進しており、豪ドル/米ドルは0.6992まで上昇している。ただ、日足ベースでは下降フラッグの上限に位置しているため、明日の米・CPI発表の結果によっては再び下落基調となる可能性があるため、方向感をしっかりと判断したい。

本日の指標は、16:00にハンガリー・消費者物価指数、19:00に加・景気先行指数、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、20:00にメキシコ・消費者物価指数と生産者物価指数、21:30に米・第2四半期非農業部門労働生産性、26:00に米・3年債入札が発表予定となっている。明日の米・CPI発表を前に様子見ムードとなっている為替市場をじっくりと静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。