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FOMC前に堅調に推移しているフランの行方に注目か

FOMC前に堅調に推移しているフランの行方に注目か

FOMC前に堅調に推移しているフランの行方に注目か
2022.07.27
本日のポイント
  1. 米・FOMC政策金利とパウエルFRB議長の声明発表
  2. 米・卸売在庫

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安となった。昨日発表された米・7月消費者信頼感指数は市場予想の97.2を下回り95.7で着地。3ヶ月連続悪化となった。先行きを示す期待指数も同様に悪化し、利上げ観測への警戒感が高まっている背景が浮き彫りとなった。

為替市場は、欧州通貨のユーロが対円で失速する中、スイスフランが堅調に推移しており、フラン円は141.304から142.494まで120pips近く上昇した。ユーロ円やポンド円が日足ベースでトリプルトップを形成する中、フラン円はダブルトップに収まっており、日足RSIも70に到達しておらずバッファが残っている。他のクロス円と異なる値動きで上伸するのか、慎重に判断したい。

本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・耐久財受注、米・卸売在庫、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見、米市場の引け後にメタの決算が発表予定となっている。本日は米決算発表とFOMCで急激な値動きが予想される。ポジション量を慎重に管理しつつ、各種通貨強弱を静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。