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米国休場による米ドルの静かな値動きに注意か

米国休場による米ドルの静かな値動きに注意か

米国休場による米ドルの静かな値動きに注意か
2022.07.04
本日のポイント
  1. スイス・消費者物価指数
  2. 米国が独立記念日で休場

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って反発し、株高・金利高・原油高の相場展開となった。下落していた原油WTIは2%以上回復し、現在は108.4ドル付近だ。先週末に発表された米・5月建設支出は、市場予想の0.4%に対しマイナス0.1%となった。暗号資産は小幅に下落しており、BTCUSDは節目の20,000ドルを割り込み19,107ドル付近で推移している。

為替市場は、先週末に日本円と米ドルが強含み、円買い・米ドル買いの相場展開となった。ポンド円が3円以上の大きな下落となる中、米ドル円は135.956から134.742まで約120pipsの下落に留まった。米ドル円は、4時間足75MAまで下落しきっておらずバッファがあり、下落余力を残しながら、既に反発を試すかの値動きとなっている。このまま再び上昇となるのか、じっくりと静観したい。

本日の指標は、15:00に独・貿易収支、15:30にスイス・消費者物価指数、16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、18:00に欧・生産者物価指数、23:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が発表予定となっている。今週は、明日5日に豪・RBA政策金利発表、6日(水)に米・ISM非製造業景気指数、7日(木)に欧・ECB議事録公表と、注目イベントが控えているため、まずは週始めの価格動向を慎重に注視したい。また、本日は米国市場が休場のため、米ドルの静かな値動きに注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。