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米・ISM製造業景況指数の結果による価格変動に注意か

米・ISM製造業景況指数の結果による価格変動に注意か

米・ISM製造業景況指数の結果による価格変動に注意か
2022.07.01
本日のポイント
  1. 欧・消費者物価指数
  2. 米・ISM製造業景況指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って下落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。米国の個人消費が鈍っており、景気が減退することへの警戒感から、株価下落となった。原油WTIは105.8ドルまで低下し、コモディティ市場が全般的に下落傾向となっている。また、シルバーは3%以上の大幅下落となり、20.06ドル台での推移だ。

為替市場は、ドルインデックスが104台で横ばい推移となっている中、円が買い戻されており、米ドル円は一昨日の137.00から135.181まで下落した。テクニカル的には、米ドル円は4時間足75MAの真上に位置しており、反発が入るか注目されるが、欧州時間にかけて下伸した場合、直近安値の134.260まで下落する可能性があるため、価格動向に十分注意したい。

本日の指標は、15:45に仏・財政収支、16:00にトルコ・製造業PMI、16:30にスイス・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・消費者物価指数、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・建設支出が控えている。米国時間での指標発表に注目しつつ、週末の通貨強弱を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。