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リスクオンムードで楽観的な値動きとなるのか

リスクオンムードで楽観的な値動きとなるのか

リスクオンムードで楽観的な値動きとなるのか
2022.03.10
本日のポイント
  1. 欧・ECB政策金利と声明発表
  2. 米・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発上昇となり、株高・金利高・原油安のリスクオン相場となった。2,070ドルの高値圏まで上昇していたゴールドは、1日分の上昇幅を相殺し1,970ドル台まで下落している。また、一時節目の25,000円を割り込み24,000円台になっていた日経平均は再び25,000円台を回復している。

為替市場は、ユーロが最強通貨となっており、対円・対米ドルともに上昇している。特にユーロ円はクロス円の中でも上昇が著しく、125.97から128.46まで約240pipsの反発が見られた。ただ、日足ベースではちょうど20MAの真上に位置する形となっており、上昇が継続するかは、本日のECB政策金利発表を見守ってからの判断が良さそうだ。

本日の指標は、16:00にトルコ・失業率、21:45に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札、28:00に米・財政収支、翌6:30にNZ・製造業PMIが発表予定となっている。ECBのラガルド総裁の発言に注目しつつ、通貨強弱を静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。