昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。恐怖指数(VIX)は先月半ばからのウクライナ情勢不安勃発後から高位置での推移が継続しており、現在は30.2付近となっている。なお、暗号資産も全般的に上値が重く、BTCUSDは38,710ドル台で乱高下を繰り返している。
為替市場は、昨日行われたECB会合にて、「量的緩和策は今年7月から9月にかけて終了させる」との見通しが発表された一方、新型コロナ対策の資産購入プログラム「PEPP」は、予定通り3月末で終了とのアナウンスとなり、昨日下落していたユーロは本日のアジア時間に入り反発するなど、方向感を探る値動きとなっている。
本日の指標は、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、独・消費者物価指数(確報値)、トルコ・鉱工業生産、22:30に加・失業率と雇用ネット変化、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が発表される予定だ。米国時間で発表される米・ミシガン大消費者信頼感指数の結果に注目しつつ、通貨強弱を静観したい。