昨日は、米国市場で主要株価3指数がそろって上昇し、NYダウは0.19%高、S&P500は0.28%高、ナスダック総合は0.27%高となった。FOMCは政策金利を据え置き、米10年債利回りは前日の4.99%から5.05%へ上昇した。中東の供給不安からブレント原油先物は1.0%高の115.32ドル、WTI原油先物は3.0%高の102.78ドルで終了。米天然ガス11月限は100万BTU当たり2.817ドルへ4.45%上昇した。一方、COMEX金先物12月限は4,051.60ドルへ下落した。
為替市場は、カナダ中銀の0.25ポイント利上げが加ドルの下支えとなり、米ドル/加ドルは29日朝に1.399付近で推移した。一方、FOMCは金利を据え置き、ウォーシュ議長が12月の政策判断について明確な方向を示さなかったことから、ドル買いは一服した。ドル円は28日に157.65~158.35円の範囲で上下し、29日朝も158円近辺で方向感を探った。原油高によるインフレ警戒と米金利見通しが通貨の強弱を左右しそうだ。
本日の指標は、19:00にユーロ圏10月経済信頼感、21:30に米9月PCE価格指数と7~9月期GDP速報値が発表される。PCE前年比3.6%、GDP年率3.2%の予想に対し、物価上昇と景気の強さがどこまで示されるかが焦点だ。22:15にはECBの政策金利決定、22:45にはラガルドECB総裁の会見が控える。原油高が続く中、金融政策の見通しが金やエネルギー商品、為替に及ぼす影響を慎重に見極めたい。