昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちとなり、NYダウは0.51%高の52,210.08、S&P500は0.02%高の7,413.18、ナスダック総合は0.18%安の24,932.08で取引を終えた。主要3指数の中ではNYダウの上昇率が最も大きく、FOMCや大型ハイテク決算を控えた様子見姿勢のなか、AI関連株への警戒感がナスダックの重しとなった。米10年債利回りは原油安によるインフレ警戒の後退を受けて4.6%台半ばへ低下したが、利上げ観測は残っている。商品市況では、米国とイランの攻撃停止を受けてWTI原油が足元で81ドル台前半へ下落し、天然ガスも2.767ドル/MMBtuへ下落した。主要貴金属は金が4,074.50ドルへ小幅続伸し、原油安・金利低下とFOMC前の警戒感が交錯する展開となった。
為替市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、米ドルが1カ月ぶり高値圏で底堅く推移した。ドル指数は101台半ばで推移し、ドル円は前日に安値163.32円付近から高値163.82円付近まで上昇した後、終値も163円台後半となった。本日アジア時間も163円台後半での推移が続いており、FOMCを巡る利上げ観測が残る限り、米ドルは円など低金利通貨に対して支えられやすい。一方、164.00円付近は直近高値として上値抵抗になりやすく、日本当局による円安けん制や為替介入への警戒感も意識される。163.30円台を維持できるかを下値面の目安としつつ、FOMC初日の様子見ムードが続くかを見極めたい。
本日の指標は、米国で米連邦公開市場委員会(FOMC)が1日目に入るほか、15:45にフランス7月消費者信頼感指数、21:30に米国6月卸売在庫、22:00に米国5月ケース・シラー住宅価格指数と米国5月住宅価格指数、23:00に米国7月リッチモンド連銀製造業指数と米国7月消費者信頼感指数が予定されている。リッチモンド連銀製造業指数は7と前回の4から改善が見込まれ、消費者信頼感指数も92.4と前回の91.2から上昇する予想となっている。日本時間では30日未明にFOMCの結果発表を控えるなか、米景況感指標が利上げ観測やドル円163円台後半の値動きにどう影響するかを慎重に見極めたい。