昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちとなり、NYダウは1.14%高の52,900.07と過去最高値を更新した一方、S&P500は7,483.24でほぼ横ばい、ナスダック総合は0.80%安の25,832.67で取引を終えた。主要3指数の中ではNYダウの上昇率が最も大きく、弱い米雇用統計を受けた利上げ観測の後退が支えとなった一方、半導体株の下落がナスダックの重しとなった。米10年債利回りは雇用統計後に低下する場面があったものの、終盤は4.4%台後半で推移した。商品市況では、米独立記念日の連休を前にWTI原油が68ドル台後半へ小幅に上昇した一方、天然ガスは在庫増を受けて3.20ドル/MMBtu前後へ下落した。主要貴金属は、米ドル安と利上げ観測の後退を背景に金や銀が反発した。
為替市場は、米6月非農業部門雇用者数が5.7万人増と市場予想の11.0万人増を大きく下回ったことで、米ドル売りが優勢となった。失業率は4.2%へ低下したものの、労働参加率の低下も意識され、米利上げ観測は後退した。ドル円は直近高値の162.84円から一時160.62円まで下落し、本日アジア時間は161円台前半で推移している。162.00円付近は戻り売りや円安けん制が意識されやすい一方、160円台後半から161.00円付近を維持できるかが下値面の焦点となりそうだ。米国市場の休場を控え、値動きが一方向に振れやすい点にも注意したい。
本日の指標は、15:45にフランス5月鉱工業生産、16:00にトルコ6月消費者物価指数、16:50にフランス6月サービス部門PMI・改定値、16:55にドイツ6月サービス部門PMI・改定値、17:00にユーロ圏6月サービス部門PMI・改定値とラガルドECB総裁の発言、17:30に英国6月サービス部門PMI・改定値、24:00にベイリーBOE総裁の発言が予定されている。米国市場は独立記念日の祝日で休場となるため、欧州PMIや中銀総裁の発言を手掛かりに、ドル円161円台での値持ちとユーロ・ポンドの反応を慎重に見極めたい。