先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.0ドルまで約0.75%上昇。一方の天然ガスは前日から約1.98%低下し、3.3ドルまで下落した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から約1.73%低下。節目の1,000ドルを割り込み977ドルまで値を下げた。
為替市場は、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0409から1.0304まで低下。時間足ボリンジャーバンド-3σから+3σの間で推移。4時間足では200SMAのサポートラインを割り込み実体足で大きく低下。日足では20MAに上値を抑えられての反落が入っている。このままユーロが米ドルに対し軟化していくのか、方向性に注意したい。
本日の指標は、8:50に日・国際収支、14:00に日・景気ウォッチャー調査、16:00にノルウェー・消費者物価指数、トルコ・雇用統計、トルコ・生産者物価指数、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。反落となったユーロ米ドルの下値余地に警戒したい。