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反落となったユーロ米ドルの下値余地に警戒か

反落となったユーロ米ドルの下値余地に警戒か

反落となったユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2025.02.10
本日のポイント
  1. ノルウェー・消費者物価指数
  2. トルコ・生産者物価指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.0ドルまで約0.75%上昇。一方の天然ガスは前日から約1.98%低下し、3.3ドルまで下落した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から約1.73%低下。節目の1,000ドルを割り込み977ドルまで値を下げた。

為替市場は、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0409から1.0304まで低下。時間足ボリンジャーバンド-3σから+3σの間で推移。4時間足では200SMAのサポートラインを割り込み実体足で大きく低下。日足では20MAに上値を抑えられての反落が入っている。このままユーロが米ドルに対し軟化していくのか、方向性に注意したい。

本日の指標は、8:50に日・国際収支、14:00に日・景気ウォッチャー調査、16:00にノルウェー・消費者物価指数、トルコ・雇用統計、トルコ・生産者物価指数、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。反落となったユーロ米ドルの下値余地に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。