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米8月雇用統計・失業率5ヶ月ぶりに改善も下落した米ドル円に警戒か

米8月雇用統計・失業率5ヶ月ぶりに改善も下落した米ドル円に警戒か

米8月雇用統計・失業率5ヶ月ぶりに改善も下落した米ドル円に警戒か
2024.09.09
本日のポイント
  1. 米・卸売在庫
  2. 中・生産者物価指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは68.1ドルまで低下。一方の天然ガスは約1.4%反発し2.29ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは前日から約3.4%下落し、902ドルまで値を下げた。

為替市場は、6日に発表された米・8月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が前月の11.4万人から14.2万人となり、失業率が4.3%から0.1ポイント改善し4.2%となったことで、米ドル円は指標発表直後こそ反発したが、最終的に下落した。米ドル円は144.030から141.781まで下落。時間足75MAが上値レジスタンスとして下落した。日足では4日連続陰線となっているため、週明けの米ドルが反発を見せるのか注意したい。

本日の指標は、8:50に日・国際収支、日・第2四半期実質GDP、10:30に中・生産者物価指数、中・消費者物価指数、17:00に台湾・貿易収支、21:00にメキシコ・消費者物価指数、23:00に米・卸売在庫、28:00に米・消費者信用残高、翌7:45にNZ・第2四半期製造業売上高が発表予定となっている。米8月雇用統計の失業率5ヶ月ぶりに改善も下落した米ドル円の下値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。