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円買い戻し後のドル円とカナダ雇用統計の反応を見極める

円買い戻し後のドル円とカナダ雇用統計の反応を見極める

円買い戻し後のドル円とカナダ雇用統計の反応を見極める
2026.07.10
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本日のポイント
  1. カナダ6月雇用統計
  2. ドイツ・フランス6月消費者物価指数(CPI)改定値

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇し、NYダウは0.27%高の52,487.41、S&P500は0.81%高の7,543.66、ナスダック総合は1.30%高の26,206.89で取引を終えた。主要3指数の中ではナスダック総合の上昇率が最も大きく、AI関連株や半導体株の反発が相場を押し上げた。米10年債利回りは4.5%台半ばで推移し、原油価格の反落を受けて前日の金利上昇圧力はいったん和らいだ。商品市況では、中東情勢への警戒感が残る中でもWTI原油が72ドル前後へ反落した。天然ガスは在庫増加を受けて3.01ドル/MMBtu付近へ大きく下落した一方、主要貴金属は金を中心に反発した。

為替市場は、米前週分新規失業保険申請件数が21.5万件と市場予想の21.8万件を下回り、米労働市場の底堅さが意識されたものの、原油反落や米利上げ観測の一服を受けて米ドルの上値はやや重い展開だった。ドル指数は100台後半から100台半ばへ低下し、ドル円は前日海外時間に162円台前半で推移した後、本日アジア時間には日本の年金資金による国内資産投資拡大への思惑から161円台半ばへ下落した。162円台では円安けん制や介入警戒感が意識されやすく、162円台後半の直近高値圏では上値の重さも出やすい。一方、161円台前半を維持できれば高値圏でのもみ合いは続きやすく、カナダ雇用統計を控えて北米通貨全体の反応も見極めたい。

本日の指標は、15:00にドイツ6月消費者物価指数(CPI)改定値、15:45にフランス6月消費者物価指数(CPI)改定値、16:00にスイス6月SECO消費者信頼感指数とトルコ5月鉱工業生産、21:00にメキシコ5月鉱工業生産、21:30にカナダ6月新規雇用者数、カナダ6月失業率、カナダ5月住宅建設許可件数が予定されている。カナダ雇用統計では、新規雇用者数が1.0万人増、失業率が6.6%と見込まれており、前回の強い雇用増から勢いが続くかが焦点となる。週末を前に、ドル円の円買い戻しが続くか、カナダドルを中心に北米通貨へ動意が広がるかを慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。