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米国時間で失速したユーロの下値余地に要注意か

米国時間で失速したユーロの下値余地に要注意か

米国時間で失速したユーロの下値余地に要注意か
2024.08.29
本日のポイント
  1. 加・経常収支
  2. 独・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.5ドルまで1.7%低下。天然ガスは小幅上昇し2.1ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは、前日から2.8%低下し938ドル台まで値を下げた。

為替市場は、強含んでいたユーロが失速し、米国時間で最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.1184から1.1104まで約80pips下落。時間足20MA上位から下位へと移行し、200SMAのサポートラインまで下落した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σから-2σへと移行。日足ではRSIが70オーバーから60まで低下している。

本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、14:00に日・消費者態度指数、18:00に欧・消費者信頼感指数、18:30に南ア・生産者物価指数、21:00に独・消費者物価指数、21:30に加・経常収支、米・実質GDP、米・卸売在庫、米・新規失業保険申請件数、米・コアPCEデフレーター、23:00に米・中古住宅販売成約指数、25:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。米国時間で失速したユーロの下値余地に十分注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。