先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.1ドルまで下落。天然ガスは1.97ドル台での横ばい推移を見せた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく反発した銅は、前日から1.6%上昇し4.12ドル台へと値が戻っている。
為替市場は、スイス・7月消費者物価指数が発表され、前年比で1.3%と前月から変わらなかったことで、スイスフランが米国時間で最強通貨となった。米ドルフランは0.8733から0.8578まで大きく下落。時間足RSIが10まで低下した。4時間足でも同様にRSIが10となっており、ボリンジャーバンド-3σまで価格が下伸している。
本日の指標は、10:45に中・財新PMI、13:00にインドネシア・実質GDP、14:00に印・サービス業PMI、シンガポール・小売売上高、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、16:50に仏・非製造業PMI、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・非製造業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数が発表予定となっている。前年比CPIが下がらず強含んだスイスフランの上伸性を慎重に静観したい。