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仏議会解散選挙で軟化したユーロが買い戻されるのか注目か

仏議会解散選挙で軟化したユーロが買い戻されるのか注目か

仏議会解散選挙で軟化したユーロが買い戻されるのか注目か
2024.06.11
本日のポイント
  1. 豪・NAB企業景況感
  2. メキシコ・鉱工業生産

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高のトリプル高相場となった。原油WTIは78.0ドルまで約3.4%上昇。天然ガスは前日から1.2%上昇し、3.01ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇しており、唯一下落したパラジウムは、前日から1.7%下落し911ドルまで値を下げた。

為替市場は、欧州議会選挙の結果に伴いユーロが終日最弱通貨となった。ユーロ円は169.220から168.298まで下落。時間足ボリンジャーバンド-3σまで価格が落ちた。4時間足では200SMAに下値をサポートされる形で反発しており、日足では20MA直下での推移が継続している。本日のアジア時間ではユーロが反発しているため、欧州時間でユーロ円が回復するのか注視したい。

本日の指標は、8:00に韓・経常収支、8:50に日・マネーストック、10:00にフィリピン・貿易収支、10:30に豪・NAB企業景況感、15:00に英・ILO失業率、英・雇用統計、19:00に米・NFIB企業楽観指数、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:30に加・住宅建設許可、26:00に米・10年債入札が発表予定となっている。仏議会解散選挙で軟化したユーロが買い戻されるのか、下値を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。