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急騰後に急落したクロス円が再び円安方向に回帰するのか要注意か

急騰後に急落したクロス円が再び円安方向に回帰するのか要注意か

急騰後に急落したクロス円が再び円安方向に回帰するのか要注意か
2024.04.30
本日のポイント
  1. NZ・ANZ企業信頼感
  2. 米・シカゴ購買部協会景気指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.4ドルまで下落。一方の天然ガスは5.6%上昇し、2.05ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、上げ幅の大きかったプラチナは前日から3.7%上昇し、962ドル付近まで値を上げた。

為替市場は、昨日のアジア時間にて円が急激に売られ、ユーロ円が168.644から171.558まで急騰した。しかしながら170円超えの節目水準を維持することなく、171円台をタッチして間もなく急落。165.624の時間足200SMAラインまで下落した。4時間足では75MAが下値支持線となり、日足では20MA付近での反発が見られた。このまま反発が継続しユーロが対円で再び強含んでいくのか、慎重に見極めたい。

本日の指標は、8:00に韓・鉱工業生産、8:30に日・雇用統計、8:50に日・鉱工業生産、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に中・製造業/サービス業PMI、10:30に豪・小売売上高、16:00にスイス・KOF先行指数、16:55に独・雇用統計、18:00に欧・消費者物価指数、21:00にブラジル・雇用統計、21:30に加・実質GDP、22:00に米・住宅価格指数、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・消費者信頼感指数が発表予定となっている。急騰後に急落したクロス円が再び円安方向に回帰するのか、慎重に判断したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。