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100円タッチから反落している豪ドル円の下値余地に注意か

100円タッチから反落している豪ドル円の下値余地に注意か

100円タッチから反落している豪ドル円の下値余地に注意か
2024.03.27
本日のポイント
  1. 米・週間原油在庫
  2. 欧・景況感指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは80.9ドルまで約1.1%下落。天然ガスも同様に下落し、1.76ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、一時的に大きく上昇したゴールドは2,200ドルをタッチ。現在は2,179ドル付近で推移している。

為替市場は、本日のアジア時間で発表された豪・2月Westpac先行指数が、前月の0.08%と変わらなかったことで、豪ドルが対円で小幅に下落した。豪ドル円は99.240まで上昇後、98.731まで約50piips反落。4日前につけた節目の100円から1円以上下落している。ただ、日足ではRSIが70手前の57付近でバッファを含んでいるため、欧州時間での値動きに注目したい。

本日の指標は、9:30に豪・消費者物価指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、17:30にスウェーデン・政策金利と声明発表、19:00に欧・消費者信頼感指数、欧・景況感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にメキシコ・雇用統計、メキシコ・貿易収支、21:00に南ア・政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、25:00に露・鉱工業生産、翌7:00に米・ウォラーFRB理事の発言が発表予定となっている。100円タッチから反落している豪ドル円の下値余地に、十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。