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最弱通貨となったスイスフランの回復性を注視か

最弱通貨となったスイスフランの回復性を注視か

最弱通貨となったスイスフランの回復性を注視か
2024.03.19
本日のポイント
  1. 豪・RBA政策金利と声明発表
  2. 日・植田日銀総裁委の記者会見

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは約1.28%上昇し、82.0ドルをタッチ。一方の天然ガスは1.0%の下落となり、1.73ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から5.2%ダウンし、1,025ドルへと値を下げた。

為替市場は、米国時間でスイスフランが最弱通貨となった。フラン円は169.007から167.773まで下落。時間足20MAを下抜けた。急激な下落となったものの、4時間足では安値更新に至っておらず、本日のアジア時間ではフラン円は再び上昇しているため、日足20MAより上位に価格が定着するのか注視したい。

本日の指標は、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、13:30に日・鉱工業生産、豪・ブロックRBA総裁の発言、15:30に日・植田日銀総裁委の記者会見、16:00にスイス・貿易収支、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、26:00に米・20年債入札、29:00に米・対米証券投資、翌6:45にNZ・第4四半期経常収支が発表予定となっている。最弱通貨となったスイスフランの回復性をじっくりと見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。