昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは82.4ドルまで上昇。天然ガスに至っては9.5%急騰し、1.88ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、パラジウムは節目の1,000ドルを辛うじて維持しており、1,002ドル付近で推移している。
為替市場は、本日の米FOMCを前に、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は148.983から150.963まで1円ほど上伸。本日のアジア時間でも上方向の流れを踏襲し、151.342をタッチしている。なお日足では6日連続陽線となっているが、日足RSIが買われすぎサインの70手前でバッファを持っているため、FOMCでの急激な値動きに警戒したい。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売売上高、独・生産者物価指数、トルコ・消費者信頼感指数、17:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、23:30に米・週間原油在庫、25:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が予定されている。FOMCにて米ドルの上値が打破されるのか、指標発表前後の突発的な値動きに警戒したい。