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アジア時間で最強通貨となった日本円が勢力を維持するのか注目か

アジア時間で最強通貨となった日本円が勢力を維持するのか注目か

アジア時間で最強通貨となった日本円が勢力を維持するのか注目か
2023.11.24
本日のポイント
  1. 米・PMI購買担当者景気指数
  2. 独・IFO景況感指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が休場となり、金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは76.4ドルまで下落。天然ガスは約1.7%上昇し、3.08ドルまで値を上げている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したプラチナは、925ドルまで約0.6%値を下げた。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は強欲カテゴリーの67付近で停滞している。

為替市場は、本日のアジア時間で発表された日・10月消費者物価指数(CPI)が、コア前年比で前月の2.8%から2.9%に0.1ポイント上昇したことで、日本円がアジア時間で最強通貨となった。米ドル円は上値を抑えられ、時間足20MA直下での方向感に欠ける値動きとなっている。日足では20MAが上値レジスタンスとなっているため、米国時間で米ドル円が下落するのか、慎重に注視したい。

本日の指標は、16:00に独・GDP、トルコ・設備稼働率、18:00に独・IFO景況感指数、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:00にメキシコ・実質GDP、ブラジル・FGV消費者信頼感指数、22:30に加・小売売上高、23:00にメキシコ・経常収支、23:45に米・PMI購買担当者景気指数が発表予定となっている。アジア時間で最強通貨となった日本円が勢力を維持するのか、じっくりと見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。