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新規失業保険申請件数が下落し堅調な米ドルの行方を注視か

新規失業保険申請件数が下落し堅調な米ドルの行方を注視か

新規失業保険申請件数が下落し堅調な米ドルの行方を注視か
2023.11.10
本日のポイント
  1. 英・鉱工業生産
  2. 米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは75.4ドル付近での方向感に欠ける推移となった。天然ガスは約3.08%下落し、3.02ドル台に位置している。主要貴金属5銘柄はパラジウムが大幅下落となり、前日から約5.7%急落。節目の1,000ドルを割り込み998ドル台での推移だ。

為替市場は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、前週の21.7万件と一致し、市場予想の21.9万件を下回ったことで、米ドルが150.771から151.386まで上昇した。米ドル円は、テクニカル的には時間足20MAを基準とした上昇トレンドとなっており、4時間足では200EMAが下値サポートとして機能している。本日の米国時間での要人発言にて米ドルが変化するのか、注視したい。

本日の指標は、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・貿易収支、ノルウェー・消費者物価指数、トルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、16:30にハンガリー・消費者物価指数、17:00にチェコ・消費者物価指数、17:30に香港・GDP、21:00にメキシコ・鉱工業生産、印・鉱工業生産、21:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、23:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。新規失業保険申請件数が下落し堅調な米ドルの行方を、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。