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英雇用統計にて前回の4.0%と失業率が一致するのか静観か

英雇用統計にて前回の4.0%と失業率が一致するのか静観か

英雇用統計にて前回の4.0%と失業率が一致するのか静観か
2023.09.12
本日のポイント
  1. 米・10年債入札
  2. 英・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは87.2ドル付近を維持。天然ガスも同様に上昇基調となり、2.3%ほど上昇し、2.61ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が上昇となり、ゴールドは上昇を試みたものの継続せず、1,921ドル付近へ跳ね返された。

為替市場は、本日英・雇用統計を控えたポンドが、対円で下落となった。ポンド円は週明け1円ほどのギャップダウンを経て、184.158から182.677まで下落。その後183.904まで反発した。しかしながら反発の勢いは継続せず、本日のアジア時間では上値が重くなっており、183.270付近で推移している。本日の雇用統計結果により、ポンドの軟化が示されるのか、慎重に注視したい。

本日の指標は、15:00に英・雇用統計、ノルウェー・GDP、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:00にブラジル・消費者物価指数と鉱工業生産、印・消費者物価指数、21:55に米・レッドブック大規模小売店売上高、26:00に米・10年債入札、翌6:05にNZ・シルクRBNZ総裁補佐の発言が予定されている。英雇用統計にて前回の4.0%と失業率が一致するのか、その後のポンドの値動きをじっくりと見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。