最強通貨となったNZドルが上伸するのか注目か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高のリスクオンの相場展開となった。原油WTIは79.0ドルまで上昇。天然ガスも同様に、2.73ドルまで約1.86%上昇している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、もっとも上げ幅の大きかった銅は、前日から約2.04%上昇し、3.55ドル付近まで値を上げている。

為替市場は、昨日NZ・6月貿易収支が発表され、前月の0.46NZ億ドルから0.09NZ億ドルへと収支幅を縮小したNZドルが、米国時間にかけて最強通貨となった。NZドル円は他のクロス円が下落する中で上昇。87.037から87.776まで価格が上昇した。昨日の流れは本日のアジア時間でも踏襲されており、87.891をタッチしている。すでに時間足20MAより上位に位置しているため、欧州時間でのさらなる上伸に注目したい。

本日の指標は、14:00にノルウェー・鉱業信頼感指数、15:00にスウェーデン・生産者物価指数、16:00にトルコ・景気動向指数、トルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況指数、フィリピン・失業率、19:00に英・CBI企業動向調査、22:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、米・5年債入札が発表予定となっている。最強通貨となったNZドルが上伸するのか、方向性に注目したい。