昨日は、米国市場で主要株価3指数がそろって大幅下落し、NYダウは3.44%安、S&P500は4.36%安、ナスダック総合は5.52%安となった。AI関連株への売りが市場全体に広がる一方、安全資産需要を背景に米10年債利回りは4.83%前後へ低下した。商品市場ではWTI原油が前日の急落から反発して1バレル90.52ドルとなり、NY金先物も1トロイオンス4,113.5ドルへ上昇した。米天然ガスは100万BTU当たり2.9ドル台で推移し、商品ごとに値動きが分かれた。
為替市場は、世界的な株安の影響から安全資産とされる円が主要通貨に対して強含み、豪ドルが相対的に弱い展開となった。ドル円は158.50円付近から157.53円付近へ下げ、157.68円前後で引けた。豪ドル米ドルも0.69ドル台前半まで下落し、リスクに敏感な通貨に売りが広がった。一方、ユーロドルは1.12ドル台前半で小幅安にとどまり、通貨ごとの下落幅には差があった。本日の米雇用統計で米金利と株価の流れが変わるか注視したい。
本日の指標は、16:00にドイツ9月鉱工業生産、19:00にユーロ圏9月小売売上高が予定されている。22:30には米10月雇用統計とカナダ10月雇用統計が同時に発表され、ドルやカナダドルの変動が大きくなる可能性がある。米国の非農業部門雇用者数は6.5万人増、失業率は4.2%が市場予想で、24:00には米ミシガン大学消費者態度指数も控える。米株急落後の市場では、金利、原油、金、為替の反応の違いを確認したい。