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英・小売売上高の発表によりポンドの回復が見られるのか注視か

英・小売売上高の発表によりポンドの回復が見られるのか注視か

英・小売売上高の発表によりポンドの回復が見られるのか注視か
2023.07.21
本日のポイント
  1. 英・小売売上高
  2. 加・新築住宅価格指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは76.3ドルまで上昇。今月高値に迫る勢いで1%以上値を上げている。天然ガスも同様に上昇となり、2.71ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄は銅以外が大幅下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から約1.8%値を下げ、1,280ドル台での推移だ。

為替市場は、一昨日に発表された英・CPIの低下要因がけん引し、ポンドが対円で下落した。ポンド円は180.712から179.733まで下落。一時的に4時間足200SMAを下抜けた。ただ本日のアジア時間では大きな反発が入っており、すでに昨日高値の180.712付近で推移している。このまま欧州時間にかけてポンドの巻き戻しが継続するのか、方向性を慎重に見極めたい。

本日の指標は、15:00に英・小売売上高、16:30にタイ・外貨準備高、17:00にフィリピン・小売売上高、19:30に露・政策金利、20:30に印・外貨準備高、21:30に加・小売売上高、加・新築住宅価格指数が発表予定となっている。英・小売売上高の発表によりポンドの回復が見られるのか、上値余地を見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。