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183円タッチから上値が重くなっているポンド円の値動きに警戒か

183円タッチから上値が重くなっているポンド円の値動きに警戒か

183円タッチから上値が重くなっているポンド円の値動きに警戒か
2023.06.29
本日のポイント
  1. 英・テンレイロMPC委員の発言
  2. 欧・ECB月例報告

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは69.2ドルまで反発。一方の天然ガスは、5%以上低下し2.67ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄は全てが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から一時5%ほど低下。1,205ドルまで値を下げた。

為替市場は、クロス円の中で上値が重くなっているポンド円が、183.679から182.155まで約150pips下落した。ポンド円は、テクニカル的には4時間足ボリンジャーバンドの+2σタッチからの反落基調となっており、4時間足RSIも70からの反落傾向に入っている。このまま米国時間に向けてポンドの上値が限定されるのか、要人発言と照らし合わせながら注視したいところだ。

本日の指標は、15:30に米・パウエルFRB議長の発言、17:00に欧・ECB月例報告、17:30に英・消費者信用残高、18:00に欧・消費者信頼感指数、18:30に南ア・生産者物価指数、21:00に独・消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:30に英・テンレイロMPC委員の発言、28:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。183円タッチから上値が重くなっているポンド円の反落の値動きに、十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。