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米・雇用統計にて失業率が3.5%に届くのか注視か

米・雇用統計にて失業率が3.5%に届くのか注視か

米・雇用統計にて失業率が3.5%に届くのか注視か
2023.06.02
本日のポイント
  1. 米・雇用統計
  2. 仏・鉱工業生産

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。恐怖指数(VIX)は12%ほど低下し15.6付近で推移。原油WTIは節目の70ドルを回復し、70.5ドル付近へ回帰している。一方の天然ガスは4%以上続落し、2.16ドル台での推移だ。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、68へと上昇している。

為替市場は、昨日米・5月ADP雇用報告が発表され、市場予想の16.3万人を上回り27.8万人となった米ドルが、対円で下落した。米ドル円は139.921から138.425まで約1.5円下落。4時間足75MA下まで値が落ちた。米ドル円は日足ベースで10MAを下抜け、20MAラインに向けての下方向の流れとなっているため、まずは日足20MAラインの138.037付近まで下伸するのか、警戒したい。

本日の指標は、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:30に米・雇用統計が発表予定となっている。それ以外の重要指標や要人発言は、とくに予定されていない。米・5月雇用統計では、失業率が前回値から0.1ポイント上昇し3.5%予想となっているが、雇用統計の結果にて米ドルがどう動くのか、方向性を慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。