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ECB下での米ドルの値動きを注視か

ECB下での米ドルの値動きを注視か

ECB下での米ドルの値動きを注視か
2023.05.04
本日のポイント
  1. 米・週間天然ガス貯蔵量
  2. 欧・ECB政策金利と声明発表

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは節目の70ドルを大幅に割り込み、一時64.3ドルまで低下。現在は1バレル68.7ドル付近で推移している。天然ガスも同様に2%以上下落しており、2.17ドル付近となっている。主要貴金属5銘柄は、ゴールドとシルバーが上昇し、ゴールドは2020年8月高値をわずかに上回り、2,079ドルをタッチした。

為替市場は、昨日発表された米・4月ISM非製造業景気指数が、前回値の51.2を上振れ51.9となったにも関わらず、米ドルが最弱通貨となった。米ドル円は136.593から節目の135円を割り込み134.370まで下落。日足20MA直下にて下げ止まった。米ドル円は日足200SMAを上抜けることができず、レジストされての大幅下落となったため、欧州時間にて下落の値動きが継続するのか、警戒したい。

本日の指標は、15:00に独・貿易収支、17:30に英・サービス業PMI、英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に加・貿易収支、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:50に加・マックレムBOC総裁の発言が予定されている。ECB下での米ドルの値動きを、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。