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米ドルと対照的に強含んでいるNZドルの上値余地に注目か

米ドルと対照的に強含んでいるNZドルの上値余地に注目か

米ドルと対照的に強含んでいるNZドルの上値余地に注目か
2023.03.14
本日のポイント
  1. 米・ボウマンFRB理事の発言
  2. 米・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは74.1ドルまで下落。週足200EMA直下まで値を下げた。株価が下落する一方、主要貴金属5銘柄は銅以外が大幅上昇となり、リスク回避資産のゴールドは節目の1,900ドル台に乗せ、現在は1,905ドル付近で推移している。

為替市場は、昨日の米国時間でNZドルが最強通貨となり、クロス円が軒並み約3円の下落となる中、NZドル円は往って来い相場となった。NZドル円は83.324から82.014まで下落後に持ち直し、アジア時間の現在は83.052付近で推移している。ただ、時間足75MAが上値抵抗帯として機能しており、上値を切り下げる状態が改善されていないため、米国時間に向けて直近高値を上抜けるのか、注目したい。

本日の指標は、16:00に英・雇用統計、16:30にスイス・生産者輸入価格、ハンガリー・鉱工業生産、17:30に香港・鉱工業生産、香港・生産者物価指数、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、20:00に南ア・製造業生産、21:30に加・製造業出荷、米・消費者物価指数、翌6:20に米・ボウマンFRB理事の発言、6:45にNZ・第4四半期経常収支が発表予定となっている。強含んでいるNZドルの上値余地に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。