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円売り傾向が継続となるのか警戒か

円売り傾向が継続となるのか警戒か

円売り傾向が継続となるのか警戒か
2022.12.13
本日のポイント
  1. 欧・ZEW景況感調査
  2. 米・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって1%以上の大幅反発となり、株高・金利高・原油高のリスクオンムードが展開された。原油WTIは74.1ドルを回復。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となっており、ゴールドは小幅に下落し1,783ドル付近で推移している。一方の暗号資産は上昇傾向にあり、BTCUSDは17,194ドルまで上昇している。

為替市場は、円売り傾向が強くなり、クロス円が全般的に上昇した。特にユーロ円は143.580から145.314まで上昇。日足ベースでの下降トレンドライン上限を上抜ける形で上伸した。ユーロ円は本日のアジア時間でも上昇しており、時間足ベースでしっかりと10MAに沿って上昇しているため、米国時間に向けての勢いが継続するのか注目したい。

本日の指標は、16:00に英・失業率、独・消費者物価指数、トルコ・鉱工業生産、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査、19:30に英・BOE金融安定報告書公表、20:00に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、米・NFIB中小企業楽観指数、22:30に米・消費者物価指数、27:00に米・30年債入札が発表予定となっている。円売り傾向が継続となるのか、通貨強弱を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。