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上値が重いユーロの方向性を警戒か

上値が重いユーロの方向性を警戒か

上値が重いユーロの方向性を警戒か
2022.10.21
本日のポイント
  1. 欧・消費者信頼感指数
  2. 加・小売売上高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ相場が展開された。原油WTIは84.7ドルまで低下し、ゴールドは米ドルの上昇に反比例する形で下落している。現在のゴールドは1,625ドル台での推移だ。BTCUSDは19,087ドル台での横ばい推移となっている。

為替市場は、昨日9月経常収支が発表され、前回値のマイナス199億ユーロからマイナス263億ユーロに赤字幅を拡大したユーロが、対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは0.9754から0.9843まで90pips弱反発したが、昨日の米国時間で失速。本日のアジア時間では0.9771付近での推移となっている。ユーロ米ドルは日足ベースで上値を切り下げているため、ダウントレンドが継続するのか警戒したい。

本日の指標は、15:00に英・小売売上高、スウェーデン・雇用統計、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、ハンガリー・失業率、17:00にフィリピン・小売売上高、20:00にメキシコ・小売売上高、20:30にインド・外貨準備高、21:30に加・小売売上高、22:10に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に欧・消費者信頼感指数が発表予定となっている。上値が重いユーロの方向性に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。